ケア人材の資質向上を企図した教育プログラムを開発するため、2012~2014年度の間に通算70名の受講者を対象に、150時間/年×3年の教育プログラムを策定・実施し、その効果測定を行った。受講者からの聴取・ケア現場の視察・聴取を通じて、総じて「ケア技術」を習得する機会は様々に設けられている反面、「人の理解」「看取り」等の基礎的知識や考え方について学修する機会が希薄であることが分かった。 これを受けて、人を理解して、その暮らしを支援することに重点をおいた教育プログラムを策定し実施した結果、「根拠をもって介護に臨めた」「自らの仕事の意義を再認識できた」といった効果を得た。
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