本研究では、キネティック(動力学的)な移動体管理の理論手法を取り入れた新しいアドホックネットワークの理論的手法体系を世界に先駆けて実現することをめざし、次世代スマート社会でのネットワークデザインに貢献することを長期的目的とした。具体的に研究期間内では、幾何学的ルーティングでのキネティックルーティングの設計、通信混線の最小化構造のキネティックな理論構築を行いつつ、様々な条件を統合した実用的なモデルで理論的に保証されたネットワーク構築の提案を行った。成果は7本の学術誌論文および国際会議論文にまとめられ、また数多い国際交流を行い、萌芽研究を,長期的目的に向けた本格的な国際共同研究に進展させた。
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