情報システムを利用するユーザの満足度(快適度)を向上させるためには,錯覚を利用してでもユーザが快適であると感じる方法で情報を提示することが有効であると仮定し,視覚認知心理学で得られた知見を情報システムの効果的なインタフェース設計に応用することを目的として,主観評価実験および分析を行った.その結果,主観的はやさに関する考察として,情報提示条件を統一し,形状の違いのみによって起こる主観的印象を調査し,主観的に待ち時間を短く感じさせるための情報システムのデザイン要素の一要因を明らかにすることができた.また,情報システムデザインへ応用することにより,その有用性を確認した.
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