小学校理科において「ものづくり」授業を効果的に行うために、教員養成の段階で留意すべき点について検討した結果、自分が作りたいものを明確にイメージできること及びそれを実現するための技術を身に着けることが重要であり、つぎの2点を大学の授業に取り入れると有効であることが明らかになった。(1)学生が小学校理科における学習内容を利用して、オモチャなどを実際に設計・製作し、道具の使い方や材料の性質を把握する。(2)小学校理科の教科書実験の問題点を見出し、その問題解決のために器具を改良したり新規に開発したりする中で多くの試行錯誤を経験する。
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