2013 年度研究成果報告書

大腸癌悪性化におけるホメオボックス転写因子ＣＤＸ１の役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号	24650619
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	補助金
研究分野	腫瘍生物学
研究機関	福井大学
研究代表者	青木耕史福井大学, 医学部, 教授 (40402862)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード	大腸癌 / 悪性化 / 幹細胞性
研究概要	本研究課題の解析から、腸管上皮細胞に特異的なホメオボックス蛋白質CDX1/CDX2が大腸癌悪性化の抑制因子であることや、大腸癌幹細胞の幹細胞性の維持の負の制御因子である可能性を見出しました。大腸癌幹細胞の負の制御機序はこれまで明らかになっておらず、大腸癌の幹細胞性を抑制する初めての機構になると考えています。今後の引き続きの解析により、大腸癌幹細胞の幹細胞性の制御機序の解明と大腸癌幹細胞を標的にした分子治療標的の同定が期待されます。