研究成果の概要 |
精祖細胞)を(GDNF, LIF, FGF, EGFを含む)培地で培養することで生殖幹細胞を作製可能である。精祖細胞や卵母細胞をヒトから分離することは倫理的に問題があることから、半数体の精子細胞を分離し、ヘテロ生殖幹細胞を作製することを目的とした。精祖細胞に局在するCadm1のプロモーターに蛍光蛋白を発現させてTgマウスから精子細胞を分離し、融合させ、精粗細胞培地にて培養した。蛍光陽性細胞は得られたが、持続培養可能な細胞株として分離できなかった。分離の間にインテグリンの生存シグナル、RA70/Scap2, が減少した結果によると思われる。今後は精子細胞の細胞死を抑制させることが不可欠である。
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