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2014 年度 研究成果報告書

終助詞の感受性に及ぼす対人調整能力の影響:事象関連電位に基づく検討

研究課題

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研究課題/領域番号 24652080
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 言語学
研究機関独立行政法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

木山 幸子  独立行政法人国立長寿医療研究センター, 長寿医療工学研究部, 研究員 (10612509)

研究分担者 玉岡 賀津雄  名古屋大学, 大学院国際言語文化研究科, 教授 (70227263)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード終助詞 / 事象関連電位 / 心の理論
研究成果の概要

本課題では、日本語の終助詞「ね」の特殊な用法に対する個人の柔軟性が心の理論の能力によって説明できるという予測について、事象関連電位を援用した2回の実験を通して探索的に検証した。分析の結果、心の理論の能力が低いほど、適切性の低い「ね」の用法に対して、脳の後部により強いN170成分が認められた。N170は社会的相互作用を反映する成分と考えられており、自閉症児に強く現れることでも知られている。本課題の2つのERP実験で一貫して得られたN170からは、心の理論の能力が不十分であると、終助詞の用法を固定的に捉えているため、特殊な用法に強い違和感を生じることになるという解釈が導かれる。

自由記述の分野

語用論

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公開日: 2016-06-03  

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