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2013 年度 研究成果報告書

イジングモデルを拡張した、ネットワークの外部性の効果に関する定量的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 24653089
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関金沢工業大学

研究代表者

石井 充  金沢工業大学, 工学部, 講師 (10350753)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワードネットワーク外部性 / イジングモデル / 統計力学
研究概要

ネットワークの外部性が発現している実例として、主として1990年代の移動体電話市場と、2010年前後のFacebookの利用者数の変化を調べた。その結果、いずれも母集団の20%程度の利用者を獲得するまでは指数関数的な増加を示すが、それ以降は線形に移行することが判明した。
拡張されたイジングモデルを用いて、移動体電話やFacebookの利用者数変化を定量的に再現できるかを調査した。その結果、モデルが現象を正しく説明できると同時に、モデル内に現れるパラメータは、利用者増加が線形に移行するまでの時間スケールを定めるだけで、20%程度で線形に移行するという事実はパラメータに依存しないことが判明した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 統計力学的手法によるネットワーク外部性の発現メカニズムに関する定量的解明とIT企業経営における投資効率化手法2014

    • 著者名/発表者名
      石井充
    • 雑誌名

      経営情報学会誌

      巻: Vol.23 ページ: 1-15

    • 査読あり
  • [学会発表] 近接相互作用エージェントモデルを用いた独占形成過程におけるプロモーション効果の最適化戦略2014

    • 著者名/発表者名
      石井充
    • 学会等名
      経営情報学会2014年春季全国研究発表大会
    • 発表場所
      青山学院大学
    • 年月日
      2014-06-01
  • [学会発表] 近接相互作用エージェントモデルを用いた独占形成過程におけるプロモーション効果の時間依存性2013

    • 著者名/発表者名
      石井充
    • 学会等名
      経営情報学会2013年秋季全国研究発表大会
    • 発表場所
      流通科学大学
    • 年月日
      2013-10-27
  • [学会発表] 磁性体における非平衡過程との類似性に着目したネットワーク外部性発現メカニズムの定量的解明2013

    • 著者名/発表者名
      石井充
    • 学会等名
      経営情報学会2013年春季全国研究発表大会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2013-06-30

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公開日: 2015-06-25  

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