研究課題
挑戦的萌芽研究
心拍変動バイオフィードバック法(HRV-BF)が日常場面における睡眠中の心肺系休息機能に及ぼす効果を検討した。健常者45名をHRV-BF群、自律訓練法(AT)群、統制群に15名ずつランダムに配置した。就寝前、HRV-BF群は小型HRV-BF装置を使用しAT群は録音教示を聞いた。統制群は無処置とした。脈拍は参加者の自室にて測定し、第一夜はベースライン測定、第二・三夜は各条件を実施した。心肺系休息機能は心拍変動高周波成分の振幅とした。睡眠中の高周波振幅はHRV-BF群で有意に増加したがAT・統制群では変化しなかった。これらの結果より、HRV-BFは睡眠中の心肺系休息機能を改善することが示唆された。
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バイオフィードバック研究
巻: 41 ページ: 5-10
Applied Psychophysiology and Biofeedback
巻: 38 ページ: 265-271
巻: 40 ページ: 41-48