研究課題
挑戦的萌芽研究
梅根悟(1903~1980)は戦後日本の教育学研究と教育実践の展開にもっとも大きな影響を与えた人物の1人である。本研究の目的は、梅根の新教育観がどのように形成され転換したのかを示すことである。研究の結果、発達史的な新教育観は『新教育への道』(1947)でできあがったということ、問題史的な新教育観は『世界教育史』(1955)で顕著に見られること、そして、その転換には『西洋教育史』(1953)が重要な契機となっていることを明らかにした。
教育思想史