高配向性熱分解グラファイト上にシリカ微粒子のポリビニルアルコール水溶液をコーティングした。酸素プラズマエッチングにより柱状グラファイト結晶が得られた。これを過マンガン酸カリウムと硫酸と反応し、剥離することでグラフェンオキシドディスクを合成した。分子末端にアミノ基を有する重合性液晶分子とグラフェンオキシドとの反応により、有機溶媒に可溶でネマチック液晶相を発現する表面修飾化グラフェンオキシドが得られた。光ラジカル開始剤を混合し、紫外線重合することで自立性フィルムが得られた。しかし、架橋密度が高いため伸縮性を示すエラストマーを構築することはできなかった。
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