研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は単層カーボンナノチューブを流路とした,直径1~2nmレベルのナノ流路を作製し,分子の吸脱着現象を確認することである.アルコールCVD法で生成した垂直配向カーボンナノチューブに対して,レーザー加工を施すことによって,ナノ流路を作製した.水分子の吸脱着をラマン分光で観測するための測定用セルを設計・製作し,このナノ流路を水蒸気雰囲気に曝してラマン分光で観測した結果,ピークの減少およびシフトが観測されたことから,水分子がナノチューブに吸着したものと考えられる.水分子が吸着しているサイトとしてはナノチューブの内部およびナノチューブの外側の両者の可能性が考えられる.
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