病原微生物の検出には、迅速性、簡便性、信頼性、精度などが求められる。現在、病原微生物は培養により、遺伝子を検出することにより、または抗体を用いて検出されているが、それぞれに一長一短がある。本研究では腸管出血性大腸菌O157を表面プラズモン共鳴(SPR)で検出することを試みた。O157検出用SPRセンサ基板の表面を解析しを行い、センサ基板が問題なく作製できていることを明らかにした。このセンサ基板を装着したセンサを用いて、検出限界10の8乗cells/mLでO157サンプルを検出できた。本センサは繰り返し利用できた。
|