本研究では、新規ソリューションプラズマ法によりカーバイド微粒子の合成を行い、さらに合成したカーバイド微粒子の超硬材料ならびにキャパシタ材料への応用を検討した。作製したタングステンカーバイド試料は、湿式処理では完全にカーボン不純物を除去することは出来なかったので、水素ガス中で800から1100℃で加熱処理を行い、カーボン不純物を除去することが出来た。しかし、粒子同士の焼結が進行しており、これは今後の課題となった。また、ベンゼン溶液中で作製したタングステンカーバイド試料のキャパシタ材料としての評価をサイクリックボルタンメトリーにより行うことにより、この試料のキャパシタ材料としての可能性が示された。
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