アレチウリは飼料畑,河川敷,林縁,自然植生など国内で蔓延し,侵略的外来生物として指定されているが,発生が長期にわたるため,除草剤など一般的な防除方法では効果が少ない。本研究では,目開4000μmのメッシュ被覆資材を用いて,アレチウリの実生発生を抑制する試験を行った。メッシュ被覆資材はアレチウリの発生と生育を大幅に抑制し,かつ低コストであり,実生発生を抑えることに加え,シードバンクの消費につながることが期待される。減少数について一般化線形回帰モデルを構築したところ,N = exp (3.52436-0.47625*x)のモデル式が得られた(Nはフィールドでの実生発生数,xは管理年数)。
|