本研究は、ドコサペンタエン酸(DPA)生産海洋性ラビリンチュラ微生物L59株より全く未知であるDPA合成酵素遺伝子群を単離すること、単離したDPA合成酵素遺伝子群の出芽酵母におけるポリシストロニックな発現を実現することを目的として行った。 DPA生産海洋性ラビリンチュラ微生物L59株は、細菌(特にサイクロバクター属細菌LB004株)との混合培養によって増殖が活性化されるが、DPAが検出できなくなるトラブルに見舞われた。凍結保存していた寒天片中のL59株細胞のゲノムDNAを得た後、次世代シークエンサーを用いて、L59株のドラフトゲノムDNA配列を決定することを試みている。
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