研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって汚染された岩手県内の牧草地を調査し、また畜産物への移行を予測するモデルを開発することを目的とした。牧草中の放射性セシウム濃度は2012年6月が最も高く,1000 Bq/kgを超える値が検出されたが,2014年には許容値である100 Bq/kgを下回った。また,肥育牛モデルによるシミュレーションの結果、100 Bq/kg以下の粗飼料を給与しても牛肉中や糞尿中の放射性セシウム濃度はかなり低く予測された。
畜産学・獣医学