研究課題
挑戦的萌芽研究
リーリンは脳機能に必須の分泌タンパク質であり、その機能低下は様々な精神疾患に関与する。リーリンは特異的な分解酵素により切断・不活化されることが知られていたが、これを触媒する酵素タンパク質の実体は不明であった。申請者らは、この酵の実体が「ADAMTS」というメタロプロテアーゼファミリーの一種であることを見出した。また、リーリンの分解部位を正確に決定し、分解抵抗型リーリン変異体」の作成に成功した。これらのツールを用いた解析の結果、リーリンが神経細胞内に取り込まれたあとに分解されることが、下流シグナル遮断に必要であることを見いだした。以上の知見はリーリン機能増強による精神神経疾患治療の基礎となる。
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http://www.phar.nagoya-cu.ac.jp/hp/bsk/indexj1.html