研究課題/領域番号 |
24659776
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
齋藤 亮 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (70507574)
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研究分担者 |
山本 有平 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70271674)
古川 洋志 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00399924)
小山 明彦 北海道大学, 大学病院, 講師 (70374486)
舟山 恵美 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10533630)
大澤 昌之 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (70625029)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | Axonal Guidance / 顔面神経麻痺 / 軸索誘導因子 / 神経突起 |
研究概要 |
H24年度の実験計画として1)神経細胞の培養及び神経軸索伸長の確認,2)Heparin-agarose beadsの作成及び軸索の誘導比較を予定していたが,その後の考察によりH25年度に行う予定のratによる実験において,神経断端を盲端としてHeparin-agarose beadsは神経の盲端ではなく,端々神経縫合モデルにおいては神経切断後の端々神経縫合の末梢側,そして端側神経縫合モデルでは舌下神経とのInter positional nerve graftの末梢側に埋入することとなった。その準備として手技の習熟が必要であったことから,モデルの作成をWister rat オス,10週齢を用いて行った。1)顔面神経本幹に対し,本幹切断後の切断端同志を端々神経縫合した。2)顔面神経本幹に対し,同側の大耳介神経を採取し,同じく同側の舌下神経との間に端側神経縫合を用いたInter positional graft (IPNG)を行った。その後これら2つのモデルにおいて縫合部より軸索再生が起こり,顔面表情筋に達していることを確認する為に術後4週においてそれぞれ顔面のwisker padに逆行性神経トレーサーであるFast Blueを注入し,舌にはDiIを注入した。その後ratを潅流固定した。脳および脳幹を採取し蛍光顕微鏡で観察した。端々神経縫合モデルにおいてはwisker padに注入したFast Blueが顔面神経核に,端側神経縫合モデルにおいてはFast BlueとDiIの両者がそれぞれ顔面神経核及び舌下神経核に達していることを確認した。これによりコントロールモデルとして縫合部を介して神経軸索の再生が起こっている事が確認された。H24年度に予定されていたラット脊髄後根細胞の培養は並列して実施中である。今後成長因子と神経軸索先端の伸長方向の関係を解析する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画提出後の考察により若干の計画の変更が必要となったため,実験の順を変更して行っている。
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今後の研究の推進方策 |
変更した計画に沿って実験を進めるが,基本的な方針に変更はなく,順次計画を消化する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年3月に購入した分について平成25年4月に支払いがなされるので未使用額が生じております。
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