研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究課題は、ヒト免疫細胞を生着させたヒト化マウスを用いて金属アレルギーモデルを確立し、ヒト免疫細胞による生体内での金属アレルギー発症機序を解明することを目的に計画した。レシピエントマウスは遺伝子組換え免疫不全マウスを用い、ヒト末梢血単核細胞の生着を試みた。このマウスの免疫不全状態をさらに亢進させるため、マクロファージ除去を行って検討した結果、弱いながらヒトリンパ球の生着をみたが、金属アレルギーの誘導までには至らなかった。ヒト化マウスによる金属アレルギーの病態解明は、次世代の医療開発を可能にする魅力的な研究課題であることに変わりはなく、今後も挑戦を続ける。
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Clin. Exp. Allergy
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10.1111/cea.12329
http://www.oral-immunology.dent.tohoku.ac.jp