参加は13家族で、年齢は父親40.15±6.32、母親36.62±4.41、児4.62±1.33である。支援プログラムの効果は自作の「発達障がい児をもつ養育期家族の問題解決力尺度26項目(α=0.78)」で、実施前・中・直後・1ヶ月後に母親を対象として評価した。総得点の平均値は直後に上昇し(p<.05)、1ヶ月まで維持されなかった。下位尺度毎の平均値は「夫婦の協働関係」項目が直後に上昇し(P<.05)、3ヶ月後も維持された。「養育に対するコントロール感」項目は実施前と1ヶ月後、直後と1ヶ月後で上昇した(P<.01)。「社会資源を活用する力」項目は実施前と1ヶ月後に上昇した(P<.05)。
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