研究課題
若手研究(A)
ミラー対称性と呼ばれる代数学と幾何学の役割を入れ替える対称性のアイデアにより,特異点に対して代数学・表現論・幾何学に付随した3種類の平坦構造が定義される.カスプ特異点に対して,代数学と幾何学に付随した平坦構造の同型,つまり古典的ミラー対称性を示した.また,原始形式の周期写像により,代数学と表現論に付随した平坦構造の同型も与えられた.さらに,ホモロジー的ミラー対称性と組み合わせることで,正多面体群に対応するオービフォールド射影直線に対するDubrovin予想も示した.
数学