研究課題
若手研究(B)
本研究では、異なる多値論理の間でストーン型双対性が保存されるための条件を明らかにすることを目的とした。成果として、半束の圏と完備束の圏の間の随伴から、T代数上の半束の圏とT代数上の完備束の圏の間の随伴を与える構成を与えた。また、積の単位元を恒等関係で表現でき、順序を包含関係で表現できるような、クウォンテールの関係表現定理を示した。その類似例として、完備べき等左半環を二項多重関係で表現する表現定理も示した。最後に、多重関係と多値関係の一般化として、多値多重関係という概念を定義した。
情報科学