本研究は、自然環境が無線通信の電波強度や通信効率に与える影響を考慮した、自然環境に適応的な無線通信制御方式の実現を目指したもので、実際の自然環境が無線通信効率にどのように影響を与えるのかに関する調査と、その調査結果を踏まえて実現可能性と実用性の高い無線センサネットワークにおける通信制御方式の開発と可能性の模索を行った。調査は森林部と海上で実施した。森林部における調査から、短距離・長距離無線リンクを併用する無線センサネットワーク方式を開発し、海上における調査から、通信効率が良好でない場合の通信制御方式をついて検討・設計した。
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