一般家庭での日々の調理活動において使用される調味料の使用量を自動的に計測・記録・蓄積するとともに,蓄積した過去のデータの中から有用なものを検索・推薦・提示することにより主婦等の非職業調理者を支援する調味支援システムを開発した.本システムの直接的な利点としては,調理者にとって味付けの再現が容易になること,未経験の品目についての味付け失敗が避けやすくなることが挙げられる.また間接的な効果として,計測した調味料使用量を分析することで,個人レベルでの栄養・健康管理が容易になること,生活習慣病等に対する疫学的分析が可能になることなどが挙げられる.
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