本研究では、申請者がrctマウスの白内障発症原因遺伝子として同定したFoxe3を標的として、その下流活性化制御因子の同定、ならびにそれら遺伝子に突然変異を有する新規白内障モデルマウスの樹立を目的とした。下流活性化制御因子の候補となったFgfbp1、Capns2、Aim1lおよびGsta2の4種の遺伝子について理研ENU based gene-driven mutagenesisによる突然変異スクリーニングを行った結果、Fgfbp1では2箇所、Capns2で1箇所、およびAim1lで4箇所の変異を有するDNAを見出した。今後はこれら突然変異を有する個体を復元し、その表現型解析を行う。
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