肝細胞癌の進展に関連するmicroRNAとして、肝細胞癌で上昇しているmiR-18a, 低下しているmiR-199aを同定した。miR-18aが高い群では腫瘍マーカーが高く、腫瘍径が大きかった。miR-199aが低い群では腫瘍マーカーが有意に高く、癌が血管に入っている率が高かった。また、miR-18aが高い群、miR-199aが低い群は肝細胞癌に対して肝移植を行った後の再発が多いことがわかった。miR-18a、miR=199aが制御する遺伝子をそれぞれ同定した。 肝癌細胞株を用いて、miR-18aを抑える、miR-199aを増やすことにより肝癌細胞の増殖や浸潤が抑えられることを明らかにした。
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