戦後日本の映像芸術史１９５０～２０００：松本俊夫の実験映画・ビデオアートを中心に

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24720048
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 美学・美術史
• 研究機関: 稚内北星学園大学
• 研究代表者: 阪本 裕文 稚内北星学園大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30381908)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 戦後美術 / 実験映像 / 実験映画 / ビデオアート / メディアアート

研究概要

当研究課題の目的は、映像芸術を専門とするアーカイブが存在しない日本国内の状況を踏まえて、日本の代表的な映像作家の映像作品と関連資料をデジタルデータ化し、その成果を社会に還元することにある。この目的に沿って、研究代表者は戦後日本の映像芸術を代表する映像作家である松本俊夫の映像作品、計28作品のデジタルデータ化を行った。また、作品に関わる文献・文書資料のデジタルデータ化と、文献・文書資料をもとにした作家への聞き取り調査を実施した。それに併行して、研究成果を社会に還元するために、国内外の美術展覧会や上映会、研究プロジェクトに対する資料提供を行った。

研究成果

• [備考] 「白昼夢 松本俊夫の世界」、久万美術館、2012年9月8日〜11月17日
• [備考] 「日本の70年代1968-1982」、埼玉県近代 美術館、2012年9月15日〜11月11日
• [備考] 「Tokyo 1955-1970: A New Avant-Garde」、ニューヨーク近代美術館、2012年11月18日～2013年2月25日
• [備考] 「Moving Picture Alphabet Series : Collaborations : The Last Clean Shirt, Nishijin, Le Chant du Styrene」、UChicago Arts I The University of Chicago、2013年2月8日
• [備考] 「Holland Animation Film Festival 2013」、Holland Animation Film Festival、2013年3月20、21、22日
• [備考] 「日本の70年代1968-1982」、広島市現代 美術館、2013年4月20日〜2013年7月7日
• [備考] 「日本の70年代1968-1982」、広島市現代 美術館、2013年4月20日〜2013年7月7日・「第17回文化庁メディア芸術祭」、国立新 美術館、2014年2月5日〜2月16日(2)研究プロジェクトへの研究成果提供
• [備考] 「Post Notes Modern & Contemporary Art Around the Globe」、ニューヨーク近代美術館/C-MAP、2013年1月〜継続
• [備考] 「戦後史の切断面(3)—万博とアヴァンギャルド」、東京大学大学院情報学環記録映画アーカイブ・プロジェクト、2014年3月1日