研究課題
若手研究(B)
本研究計画の目的は、金融市場と資産価格の役割に焦点を当てた財政政策の分析である。とくに以下の3点を明らかにした。(1)日本のマクロ経済データを使用して、日本の財政政策運営が株価をターゲットにしたものであったことを実証的に明らかにした。(2)(1)のような財政政策運営は標準的なニューケインジアンモデルにおいて「均衡の非決定性」の要因となり、経済の不安定化がしてしまうことを理論的に明らかにした。(3)分析ツールの開発として、資産価格を参照する金融政策と「均衡の非決定性」の関係を理論的に分析した。
マクロ経済学