研究課題
若手研究(B)
本研究では,証明の学習の中でも,証明と論駁の活動に着目し,証明と論駁に関する生徒の活動を捉える枠組みを構築することを目的とした。この目的を達成するために,数理哲学者ラカトシュの主著『証明と論駁』の検討,及び中学校において授業の観察と分析を行った。そして,事柄を論駁する反例(大局的反例)への対応と,証明を論駁する反例(局所的反例)への対応に分けて,生徒の活動を捉える枠組みを構築した。
数学教育学