研究課題
若手研究(B)
高さとは、代数体上の代数多様体の点や部分代数多様体の算術的な「大きさ、複雑さ」を測る量と考えられる.代数多様体が支配的な自己有理写像を持つときには,写像の反復合成に関する次数の増大度を測る力学系次数という基本的な量がある.当該研究では、ブラウン大学のシルバーマン氏との共同研究で,有理点の写像の反復合成に関する高さの増大度(有理点の算術的次数)と,力学系次数との関係を調べた.また,アーベル多様体のときに,有理点の算術的次数と力学系次数の関係を詳しく調べた.
代数幾何学