研究課題
若手研究(B)
本研究では、無機化合物の結晶構造の制御可能な合成手法を開発し、無機カイラル磁性体の結晶と磁気構造のカイラリティ結合の検証を行うことを目的として研究を行った。得られた成果は大まかに2つに分けられる。第一に、無機カイラル結晶の結晶構造のカイラリティを制御した大型単結晶育成に成功した。第二に、カイラル磁気秩序の観測に成功した。粉末中性子回折測定によりCrTa3S6が数百nmもの周期を持つらせん磁気構造を形成することが判明した。また、偏極中性子回折測定において、磁場中において高次の磁気衛星反射がMnSiで観測された。これにより本物質はカイラル磁気ソリトン格子を形成することが判った。
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