研究課題
若手研究(B)
液晶構造中に拘束された水の分子ダイナミクスを調べるために、水分子の時間的・空間的構造解明を行った。DSC測定による相構造の解析結果から、低温度域では液晶構造中の一部の水は結晶化するが、多くの水が過冷却状態を保っていることを示した。また誘電測定では溶液の結晶化温度以下で、水の分子ダイナミクスに関係した3つの緩和過程が観測された。観測された水分子の寄与による緩和過程の解析から、過冷却水の分子ダイナミクスは溶媒分子の種類に依存しないユニバーサルな特徴であることが分かった。
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