本研究課題では、高効率な物質変換反応を駆動する界面構造構築の為の一つのアプローチとして、錯体フレームワーク二次元結晶を利用した錯体プラットフォームの構築を目標とした。特に、触媒分子をその活性サイトの反応性を維持した状態で構造体中へと埋め込む手法の確立を目指し、研究を行った。 その結果、多点型のアレーン-パーフルオロアレーン相互作用部位を金属錯体へと導入することで、新規機能性触媒ユニットの創製に成功した。また、この機能性ユニットを室温で自己集合させることで、活性サイトを有する錯体フレームワークの構築に成功した。
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