研究課題
若手研究(B)
本研究において、反磁性を示す医用有価物の磁気分離装置の設計を検討した。従来の磁気アルキメデス分離法は媒質として、塩化マンガン等の遷移金属のハロゲン化合物の水溶液を用いるため、装置の腐食や後工程で分離物質に付着した遷移金属塩を除去する必要がある。そこで残存物質が残らない溶存酸素パーフルオロカーボンを作業媒体を用いることを検討した。分離に必要とされる磁気力は計算から見積り、圧力と印加磁場を制御し、模擬試料としたプラスチックや水溶性物質の分離は成功した。実験結果より、溶存酸素パーフルオロカーボンを用いた分離法は選択的な分離に有効な方法であることが示された。
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IEEE Trans. Appl. Supercond
巻: Vol. 24, (3) ページ: 3700705
10.1109/TASC.2013.2292311