パルス放電プラズマのみを行う方法,超音波処理のみを行う方法,パルス放電プラズマと超音波を同時に用いる方法の3パターンでの難分解性有機物であるフェノールの分解実験を実施した.気液界面プラズマを用いた場合では,プラズマ単独処理とプラズマ-超音波複合処理のフェノール除去率の差はほとんど見られなかった.なお,超音波単独処理では,フェノールはほとんど除去されなかった.一方,液中パルス放電プラズマを用いた場合には,プラズマ-超音波複合処理により最大78.9%のフェノール除去率が得られ,超音波照射無しの場合に比べフェノール除去率が14.8%向上し,プラズマと超音波照射の併用効果が確認することができた.
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