Pd-Cu-Ni-Pおよび(Cu-Zr)Pdアモルファス合金を電極として用いて、水中でアーク放電を発生させてアモルファス合金微粒子の作製を行った。水中アークはエンタルピー密度が高く、昇温速度と冷却速度が速いためアモルファス合金微粒子の製造に適した手法である。 実際に微粒子の作製を行い、いずれも一部は結晶していたがアモルファス合金の微粒子を得ることに成功した。得られた粒子は粒径が数十μmのミクロン粒子と、粒径が数十nmのナノ粒子に大別することができた。構造解析によりナノ粒子は合金電極の一部が蒸発気化し、それが周囲の液体媒質(純水)によって冷却されて凝集して生成したと推測された。
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