研究概要 |
本研究は自然免疫において重要な役割を果たしているヒトTOLL様受容体9(TLR9)の非メチル化一本鎖DNA(CpG ODN)の認識部位を同定することを目的とした。TLR9のリガンド分子は、免疫活性剤として機能することから、その利用価値は高い。しかしながらTLR9のリガンド認識については明らかではなかった。本研究ではホモロジーモデリングからリガンド結合部位を予測し、変異体TLR9を作成してリガンド部結合部位の同定を試みたところH505, H530, Y554から構成されるプラスに荷電したクラスターがTLR9におけるリガンド結合部位として重要な役割を果たしていることが示した。
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