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2015 年度 研究成果報告書

熱帯性カッコウにおける軍拡競争と同所的種分化:寄生雛に見られる視覚擬態の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 24770028
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生態・環境
研究機関立教大学

研究代表者

田中 啓太  立教大学, 理学部, 特定課題研究員 (30625059)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード托卵鳥 / 軍拡競争共進化 / 熱帯 / 視覚擬態 / 識別 / 色彩多型
研究成果の概要

カッコウなどの托卵鳥は,自身では子育てをせず,他種の巣に卵を産み込み,雛を育てさせる.多くの托卵鳥の卵は宿主の卵に擬態しており,宿主の仮親が識別して巣から捨ててしまわないために進化したと考えられている.一方,熱帯に生息するテリカッコウ類の雛は,宿主の雛に擬態していることが知られている.南太平洋に位置するニューカレドニアで調査を行い,当地に生息するテリカッコウとその宿主の双方において,雛の皮膚の色が白と黒の2タイプあること(多型)を世界で初めて発見した.宿主においてテリカッコウの擬態から逃れるために新たな皮膚色が進化し,さらにテリカッコウでもその新たな皮膚色への擬態が進化した結果と考えられる.

自由記述の分野

認知・進化・行動生態

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公開日: 2017-05-10  

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