SH3YL1は新規の脂質結合ドメイン(SYLFドメイン)を有しており、細胞膜ラッフリング形成に重要であることを報告している。本研究では、in vitroでのリポソームを小さくするSYLFドメインのvesiculation活性の生理的意義の解明を目的とした。 細胞内でSH3YL1-GFPは、初期エンドソーム近傍に局在することが認められた。また、SH3YL1 RNAiにおいて、EGFの取り込み、EGFRの分解の減少、またMultivesicular body(MVB)形成も抑制され、SH3YL1がMVB形成に必須であることが示された。今後は、より詳細なメカニズム解明を実施する予定である。
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