野生型ウサギやリポ蛋白リパーゼ(LPL)遺伝子導入(Tg)ウサギに比べ、アポリポ蛋白(apo)AII-Tgウサギでは、運動時の乳酸閾値が低い傾向が示された。 静脈内糖負荷試験の結果、血糖値の下降速度は野生型ウサギに比べ、LPL-Tgウサギでは早く、apoAII-Tgウサギでは遅い傾向があった。10%脂肪食を給与し、週に5日、1日1回の歩行運動を12週間負荷した後に同様の試験を行ったところ、野生型ウサギおよびLPL-Tgウサギに比べ、apoAII-Tgウサギでは血糖値の下降速度が遅い傾向にあった。 これらは、導入されたLPLもしくはapoAII遺伝子の作用の結果であると考えられた。
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