本研究では標準医療情報モデルと標準化された知識記述に基づいた、臨床判断支援システム(CDSS)を開発することを目標にした。標準化CDSSを提供することで、ガイドライン策定から医療現場に定着するまでの期間を短縮し、医療の安全を高めることが目的である。標準構造DWHから処方、検査、患者基本情報、アレルギー情報を扱うFHIRの標準情報モデルへ変換するエージェントを開発した。 CDSSのために、Arden Syntaxを言語内DSLとして実装し、FHIRオブジェクトを操作するフレームワークを構築した。アレルギーと肝炎ウィルスのスクリーニングを実施して評価した。
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