研究課題
若手研究(B)
心筋オートファジーは生理的なエネルギー代償機構として心筋梗塞急性期・慢性期に心保護的に働くことが報告されているがこれまでにオートファジーを介した治療は臨床応用されていない。レスベラトロールは抗酸化作用の他に強力なオートファジー誘導作用が知られ、赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種で安全性が高い。そこでマウス心筋梗塞モデルを用い心筋梗塞後慢性期におけるレスベラトロールの左室リモデリング効果を検討した。有害な副作用なくオートファジーを促進し、心筋内ATPを産生することで心筋梗塞後左室リモデリングを抑制し心不全を改善した。レスベラトロールはオートファジーを介した心不全治療の手段と成り得る。
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Am J Pathol
巻: 182(3) ページ: 701-13