研究課題
若手研究(B)
脂肪組織より分泌されるレプチンの炎症増悪作用について、関節リウマチ患者から得た滑膜線維芽細胞(RSF)を用いて検討した。RSFにはレプチン受容体があることを確認し、レプチンを作用させると炎症性サイトカインの一つであるインターロイキン(IL)-6の遺伝子発現およびタンパク産生が亢進した。またレプチン処置によって、転写因子STAT3のリン酸化が亢進し、このリン酸化酵素であるJAK2の阻害剤を加えると、レプチンによるIL-6産生作用が抑制された。以上よりレプチンは、JAK2-STAT3経路を介して、RSFのIL-6産生を促す炎症性サイトカインとして作用していることが示された。
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Clin Exp Rheumatol
巻: 31(4) ページ: 589-595
http://www.clinexprheumatol.org/pubmed/find-pii.asp?pii=23622344
http://gyoseki.toho-u.ac.jp/thuhp/KgApp