安静後にガム咀嚼(4分)を行い、ガム咀嚼後、咬筋部に温度刺激を加えない時と、咀嚼直後に容器接触法(プラスチック製容器に温水を入れ接触)にて温度刺激を行った時の経時的変化を観察した。安静時と咀嚼直後から4分毎にMRI撮像し、主に拡散情報について解析し、拡散係数(ADC)mapを作成した。 おもに灌流(血流)を反映するADC (b<200)では、ガム咀嚼のみの場合は長い時間持続した。一方、温熱刺激した場合では、4分の時でも大きな増加は認めなかった。温熱刺激により周囲組織の血管拡張をもたらし、咬筋内の充血、浮腫性変化を軽減させたためと考えられた。
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