インターフェロンの効果を増強した場合の細胞周期に与える影響を検討するために、インターフェロンレセプター(IFNAR2)を強制発現させた細胞株を作成した。Fucciシステムを導入し細胞周期を可視化した。72時間のtime lapse imagingの解析によりIFNαはG0/G1期を、5FUはS/G 2/M期で細胞死を誘導し、異なる細胞周期で効果を発現することがわかった。さらに、細胞周期を同調させた後にIFNαを投与することで、いずれの細胞周期にIFNαを投与してもS/G2/M期を経た後のG0/G1期で細胞死を迎える頻度が最も高くIFNαはS/G2/M期に作用点を持つことが観察された。
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