研究課題
若手研究(B)
腎細胞癌切除検体での検討では、男性、喫煙歴あり、組織学的グレードが高い症例は、腫瘍組織でのAhRの発現が有意に高かった。また、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)におけるAhRの発現は、組織学的グレードが高い症例、病理学的病期において、筋層浸潤以上(pT2以上)の症例で高かった。腫瘍内部ではB細胞よりT細胞が有意に存在した。癌死症例においては、細胞傷害性T細胞と比較してヘルパーT細胞が優位に認められ、腫瘍辺縁部ではTILとregulatory T細胞が多く認められた。さらに生存分析では、TILのAhRの発現が高い症例は有意に再発・進展が多かった。腫瘍免疫においてAhRが関与している可能性が示唆された。
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Clinical Cancer Research
巻: 18(15) ページ: 145-153
http://www.keio-urology.jp/achievement/index.html