研究概要 |
Cocaineにより高体温を呈して死亡する例が多数報告されているが、その治療法は確立されていない。そこで非定型抗精神病薬であるrisperioneがcocaineによる高体温を抑制するか検討した。Risperidoneによりcocaineによる高体温は有意に抑制された。この作用はrisperidoneのD1及び5-HT2A受容体拮抗作用によるものと推測された。また脳内微小透析法にてcocaineはDA, NAだけでなく5-HT濃度を上昇させ,risperidoneがDA上昇を抑制した。 これらの結果からrispedioneはcocaineによる高体温に有効な薬剤であることが示唆された。
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