加齢モデルマウスにデシタビンを投与した。コントロールマウスと比較してデシタビン処理マウスの唾液腺組織におけるAQP5蛋白発現増強が認められた。また、6週齢マウスと比較して27週齢デシタビン処理マウスのAQP5蛋白発現は増強していた。唾液腺における総メチル化レベルはコントロールマウスと比較して、デシタビン処理マウスは明らかに低下していた。さらに、デシタビン処理マウスのAQP5遺伝子プロモーター領域でのメチル化レベルは、コントロールマウスと比較して明らかに低下していた。 よって、DNA脱メチル化剤は高齢者の唾液分泌増加に有効であることが示唆された。
|