研究課題
若手研究(B)
鎖骨頭蓋異形成症患者は歯の移動遅延が認められ、原因遺伝子であるRunx2は、骨芽細胞分化の必須転写因子であり、メカニカルストレス応答因子である。同症の病態モデルであるRunx2+/-マウスは、野生型マウスに比べ歯の移動遅延が認められた。本研究では、Runx2+/-マウス由来骨髄間質細胞を伸展後の細胞増殖と骨芽細胞分化について検討した。その結果、両マウス由来細胞で伸展による細胞増殖、野生型マウス由来細胞に比べてRunx2+/-マウス由来細胞の伸展による骨芽細胞分化促進の遅延が認められた。以上から、Runx2+/-マウスの歯の移動の伸展側の骨芽細胞分化の遅延がin vitroで明らかになった。
すべて 2011
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Calcified Tissue International
巻: 89 ページ: 65-73
10.1007/s00223-011-9494-0